Shizuno – works at Tanker Project Prologue exhibition
2021年11月に横浜、BankART KAIKOにて開催された「Tanker Project Prologue: ドクメンタ15への道」に出品された志津野雷の作品をご紹介します。
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2021年11月に横浜、BankART KAIKOにて開催された「Tanker Project Prologue: ドクメンタ15への道」に出品された志津野雷の作品をご紹介します。
何度目かの「YATAI TRIP」ネパールから帰国した翌日、東日本大震災が起きた。二人はすぐに、六ケ所村や福島の様子を確かめに向った。以後、現在に至るまで定期的に通って見えた風景や旅の経験が、それぞれの作品、活動に強い影響を与える。
2010年に日本の神奈川県逗子市で開催された第一回逗子海岸映画祭を作り上げたメンバーを中心に発足。 写真家:志津野雷を発起人としたアーティスト、ミュージシャン、画家、大工、料理人など様々なジャンルにまたがる人の集団としての側面、 おとづれた地域の人や文化とコラボレーションを行い地域を活性化させる触媒としての側面、 アートフェスティバルや映画祭で演出や空間づくりを行うコレクティブとしての側面、 これらの様々な側面を併せ持つ人の集合体であり、プロジェクトでもある。 培ってきた経験やつながりを自分たちのローカルに持ち帰り発展させ、それをまた旅先に還元する循環を生み出し続けている。
栗林は福島第一原発事故から10年を経た2021年、原発の問題を土台にした新たな作品「元気炉」を発表した。志津野は写真家として世界中を旅し、その記憶の断片を紡いだ映画「Play with the Earth」を発表している。アーティスト・栗林、写真家・志津野としてそれぞれの表現がありながら、多様な仲間とのチーム活動を続ける二人。仲間たちと共に立上げた「CINEMA CARAVAN」は、来年には国際展に参加するという。個々の表現の中に、チームとしての活動の根っこに何があるのか。現在も福島に通い続けている二人に話しを聞いた。